芝浦工業大学(東京都江東区/学長 村上雅人)電子工学科の本間哲哉教授は、廃棄された小型機器から金属類を効率よく回収できる技術を開発しました。
「都市鉱山」と言われるように、プラズマ・液晶ディスプレイ、ブラウン管、プリント配線板、蛍光管、集積デバイスなどの中には、レアメタル、レアアースを含む再生可能な金属類が多く含まれています。現在、廃棄された機器からそれらを回収するには、金属種ごとに回収過程が分かれており、また高温処理のために大量にエネルギーを消費することや、回収率が低いなどの問題がありました。
そこで本間教授は、室温程度の酸の中に破砕した小型機器をまとめて入れて溶解し、電気分解によって各金属を個別に回収する技術を開発しました。
※本研究は科学研究助成事業 (基盤研究 C, 23510105) の助成を受けて実施したものです