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(株)ジェイアイエヌと共同開発した、心体の状態を可視化するメガネが発売されました

電子工学科の加納慎一郎准教授が「三点式眼電位センサー」研究開発

工学部電子工学科の加納慎一郎准教授が株式会社ジェイアイエヌと産学共同で研究開発に携わった、世界で初めて三点式眼電位センサーを搭載し「眠気」と「疲れ」を可視化することができるメガネ「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」が11月5日、国内で発売開始されました。

加納准教授は脳の活動計測など生体信号計測を専門としており、眼の動きを計測し、継続的にとらえることで、人間の心の動きや眠気、疲れを察知することができる技術を研究してきました。その技術を応用してメガネの鼻パッドと眉間部分に仕込むセンサーを開発し、まばたきと視線移動のリアルタイム検出を実現しました。これにより、眠気が増した自動車運転中のドライバーの目の特有な動きをとらえ、その兆候を事前に察知し、アラートする機能などを構築しました。

このメガネは2014年9月16日、日本の優れたコンテンツ技術を発掘・評価する経済産業省「Innovative Technologies 2014」の採択技術の一つに選出されています。さらに同年10月23日には日本科学未来館で開催された「デジタルコンテンツEXPO2014」の特別賞選考会において、全20件の採択技術の中から、特にライフサイエンス分野への波及・応用の可能性が高い技術を表彰する「Human部門」の審査員特別賞も受賞しました。

JINS MEMEはアプリケーションと連動し、職場での目の疲れの検知やフィットネスなど幅広い用途での使用が可能で、加納准教授のセンサーも様々な活用が期待されます。
※眼電位センシング技術…人の眼球は、角膜側が正の、網膜側が負の電荷を帯びており、その電位差を眼電位という。「眼電位センシング技術」は眼球運動にともなう眼の周りの電位差を検出する技術のこと

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